セルシオ ステアリング動作不調概要
上下(チルト)には動くけど、前後(テレスコピック)には動かない。
手動でも前後は動かない。オートアウェイ機能も、前後だけ動かない状態。上下(チルト)は正常。
ディーラー相談し、モーターが怪しいとのことで、まず自分でモーターを外し、掃除してみることにした。
ディーラー相談時の記事
セルシオ モーター掃除した結果
モーター単体で動作しなかったのが、掃除したことで動作するようになった。内部の汚れが原因だったと思われる。
しかし、原因はこれだけではなかった!
モーター軸をシャフトにつなぎ固定してもステアリングが動かない??
なぜ??試しにシャフトへ、CRC-556を吹きかけてみたら少し動くようになった。もしやグリス切れか?すぐにグリスを購入してグリスを塗る。
手動でステアリングを動かしてはグリスを塗った。
すると、オートアウェイ機能でも正常に動作するようになった!
よしっ回復!!
結果、今回のテレスコモーター動作異常はモーターの汚れとグリス切れが原因だったことがわかった。処置することで、無事に正常動作するようになった。
セルシオ モーター掃除作業例
あくまでも、素人作業なので自己責任で。
使った道具
- プラスドライバー
- 六角ボックスレンチ
- ソケット8mm 10mm
- ヘラ
- ラジオペンチ
- エアーダスタースプレー
- CRC-556
- グリス
ステアリング周りのパネルをはずす
下の画像赤〇3箇所のプラスねじをはずす。
下の画像赤〇箇所をヘラ等でこじる。キズ防止の為、樹脂のヘラがおすすめ。
運転席側のパネルをはずす
一番下の細いパネルをはずす。下の画像赤〇2個所のボルトをはずす。
プラスの頭だけど、六角ソケットを使った方が、滑らなくていいと思う。
一番下のパネルをはずしたら、真ん中の大きいパネルをはずす。
最初に、フットブレーキ解除レバー上の小さいパネルをはずす。
次に、サイドミラー調整スイッチがある小さいパネルをはずす。
※これで隠しボルトがはずせる。
下の画像赤〇4箇所のボルト、青〇1箇所のプラスねじをはずす。
ボルト4箇所とねじ1箇所はずして、パネルを引っぱったらはずれた。
少し力が必要だった。
下の画像はパネルがはずれたところ。しかし、画像赤〇箇所のコネクターをはずさないと作業が進まないので、コネクターをはずす。
運転席足元のエアバッグをはずす
左側2個所、右側2個所計4箇所ボルトをはずすとエアバッグがはずれる。
下の画像は、パネルとエアバッグがはずれたところ。この状態にしないと、テレスコモーターをはずすのは厳しいと思う。
テレスコモーターをはずす
下の画像、赤矢印がテレスコモーター。
下の画像、赤〇2個所のボルトが、モーターを固定しているのではずす。
ここが一番大変だった!!姿勢がね。奥側、エンジン側から工具をあてないといけない。
テレスコモーターをばらして掃除
モーターのコネクターをはずす。下の画像1と2のコネクターをはずす。
2ははずさなくても掃除できるけど、はずした方が掃除しやすいかも。
完全にばらすなら、2もはずさないといけない。
下の画像、赤〇四個所のツメを起こす。ラジオペンチを使ったけれど、先曲がりラジオペンチの方がやりやすいかも。
下の画像でわかるように、黒く汚れが付着している。これをきれいに掃除した。モーターもエアーダスタースプレーをふきかけておいた。
テレスコモーターをもどす
掃除が終わったらモーターをもどす。固定する前に、コネクターをつないで動作確認。オートアウェイ機能や手動で何回も動作確認。
このとき、モーター軸の位置を確かめてからシャフトにつなぎ、モーターを固定する。
このモーター軸の位置だしが、正しかったのか疑問のまま、いまだに気になる。あとはパネルを元にもどして作業完了。
セルシオ テレスコモーター 感想
ここまで大がかりにパネルをはずしたことがない自分にとっては大きな挑戦だった。手さぐりで、構造を確認しながらの作業のため、モーターをはずすまで1時間半~2時間くらいかかった。モーター単体では動くようになっても、ステアリングが動かないという二次ハプニングまで経験でき、自分で挑戦してよかったと強く思う。
これでテレスコモーターの交換が自分でできるようになったし、チルトモーターの取付箇所も確認済みなので、チルトも自分でできる自信にもなった。
つくづく人間ってやればできるもんだなと思った。ただ、普段しない姿勢で作業したもので、体中が痛い・・・
この記事が、セルシオオーナーの役にたてば嬉しい。