セルシオに存在した“激レア装備”とは?
私のセルシオに付いていたレア装備は、冬場に活躍するであろう静電気対策装備。運転席ドア内側のグリップ部分から、アース線?!配線がドアの金属部分につながっている。
ドア内側のグリップ部分にはTOYOTAマークが。
ディーラーに聞いたところ、やはり乗り降りする際の静電気予防とのこと。この装備セルシオだけではなく、他の車種にも装備されているかもしれませんね。
実際の効果はというと、微妙でバチっとくるときはあります。しかも見た目が…後付け感満載ですよね。もっと目立たないように配線して接地できなかったのだろうか?!
効果と見た目を考慮するとない方がいいかな。なので、そのうち取り外しするかもしれません。
余談ですが、微妙な装備がもう一つ。
雨滴感知式オートワイパーが装備されていて、雨を感知すると自動的にワイパーを作動させ、雨量に合わせてワイパーの速度や間欠動作の間隔を調整してくれる。
雨天のときは便利なのですが、エンジン始動時にフロントガラスが濡れている(雨上がりなど)と、感知してワイパーが動いてしまう。そうすると汚れを広げて見づらくなることが多い。そのため、エンジン始動時はOFFになっているのを確認している。
かつての高級車の象徴「セルシオ」の魅力再発見
セルシオとは?(簡単なモデル紹介、初代〜3代目までの概要)
トヨタ・セルシオ(Toyota Celsior)は、トヨタ自動車が1989年から2006年まで製造・販売していた高級セダンで、レクサスブランドでは「レクサスLS」として海外に展開されていました。セルシオは、トヨタの技術力と品質の高さを象徴するフラッグシップモデルとして開発され、日本の高級車市場に大きな影響を与えました。
車名:トヨタ・セルシオ(Toyota Celsior)
販売期間:1989年〜2006年(日本国内)
海外名称:レクサス・LS(Lexus LS)
駆動方式:FR(後輪駆動)
エンジン:4.0L〜4.3LのV8エンジン
各世代の特徴
初代(UCF10系、1989年〜1994年)
- トヨタの最高級車として登場。
- 新開発の4.0L V8エンジン「1UZ-FE」を搭載。
- 優れた静粛性・乗り心地・高品質な内装が話題に。
- アメリカではレクサスブランド初の「LS400」として発売。
2代目(UCF20系、1994年〜2000年)
- 初代の基本設計を継承しつつ、ボディ剛性や快適性が向上。
- デザインが丸みを帯びた柔らかい印象に。
- 装備もさらに充実し、安全性や電子制御技術も進化。
3代目(UCF30系、2000年〜2006年)
- デザインが一新され、より洗練された高級感あるスタイルに。
- 新開発の4.3L V8エンジン「3UZ-FE」を搭載。
- トヨタの先進技術「プリクラッシュセーフティシステム」などの安全装備を搭載。
- 電子制御エアサスペンションやインテリジェントAFSなど最新技術も採用。
高い信頼性・耐久性から、中古車市場でも人気が根強い。
海外市場では「Lexus LS」として販売され、アメリカ市場でメルセデス・ベンツやBMWといった欧州高級車に対抗する存在となりました。
セルシオの成功が、トヨタの高級ブランド「レクサス」の確立に大きく貢献しました。
2006年にセルシオは国内販売を終了し、以降は日本国内でも「レクサスLS」として販売されています。セルシオの系譜は現在のレクサスLSシリーズに受け継がれており、フラッグシップセダンとしての役割を果たし続けています。
今もファンが多い理由(静粛性、品質、当時の装備の先進性)
1.圧倒的な品質と信頼性
- エンジンや足回りの耐久性が非常に高く、20年以上経っても大きなトラブルなく走る個体も多い。
- 当時のトヨタが「コスト度外視」で開発した車とされ、品質や作り込みの丁寧さが今でも評価されています。
2.圧倒的な静粛性と快適性
- 「走る応接室」とも呼ばれるほど、静かで滑らかな乗り心地。
- 特に初代・2代目セルシオは「日本車の最高傑作」とまで言われたほどの快適性を誇る。
3.高級感と風格のあるデザイン
- シンプルながらも堂々とした外観は、今でも色褪せない魅力。
- メッキパーツやウッドパネル、レザーシートなど、インテリアの高級感も一級品。
4.カスタムベースとしての人気
- セルシオはVIPカー文化の代表格であり、エアサスや大径ホイールなどのカスタムが盛ん。
- カスタムパーツも豊富で、自分だけの一台に仕上げられる楽しさがある。
5.世界的にも評価された車
- レクサスLSとして海外でも成功を収め、世界水準の高級車であることが証明された。
まとめ:セルシオは今なお“探求する価値あり”の名車
今後もセルシオマニアの注目は続くだろう
セルシオは単なる「古い高級車」ではなく、「本物の価値を持った名車」として今も愛され続けています。特に日本車の黄金期を象徴する存在として、クルマ好きにとっては今でも乗る価値がある1台です。