セルシオ30後期の燃費は本当に悪い?
燃費の評判が悪い理由とは?
1.大型セダンであるため
全長5,015mmの大型ボディに加え、重厚な造りと車重が1,800kg〜1,870kgあるため、エンジンへの負荷が大きく、どうしても燃費が悪くなります。
2.大排気量のエンジン
4,300ccのV8エンジンを搭載しています。大排気量のエンジンはパワーがある反面、燃料消費量も多くなります。
3.当時の技術水準
当時としては非常に高性能・高品質な車でしたが、ハイブリッド技術やアイドリングストップ、ダウンサイジングターボといった燃費改善のための先進技術はまだ普及していませんでした。
4.快適性重視のセッティング
「静かでなめらか」「パワフルでスムーズな走り」を追求した車であり、燃費よりも乗り心地・静粛性・高級感が優先されています。
セルシオの燃費が悪いとされるのは、
1.重い車体
2.大排気量のV8エンジン
3.快適性優先の設計
4.当時の技術の限界
といった要因が重なっているからではないでしょうか。
実際のオーナーはどう感じているのか?
燃費以外の静粛性・信頼性・高級感に関しては、20年落ちの今でも飽きることなく大満足。
正直、燃費だけ考えたら痛いです。しかし、燃費以上に、この満足感が得られるから乗り続けられる。
セルシオ30後期の燃費データ
カタログ燃費と実際の違い
カタログ上の燃費は8.9km/L。
実際の街乗りや渋滞の多い都市部では5〜6km/L程度しか出ないことも。
私は郊外の田舎なので、通勤で8.6〜8.9/L。
先日、一般道のみでの走行で最高記録が出ました。
9.3km/L セルシオの燃料タンクは84L
実際の口コミを分析
SNSや口コミサイトから見るリアルな評価
「燃費は良くはないが、車の快適性や走行性能を考えれば納得できる」との声が多いです。
「燃費は悪いが、乗り心地や装備の充実度を考えると、維持費とのバランスは取れている」との意見も見受けられます。
街乗りと高速道路での燃費の違い
街乗りだと、おおむね5〜8.9km/L。
高速道路だと、10km/L以上。
ひどい渋滞がなければ、ガンガンアクセル踏んでも(乱暴な運転ではありません)毎度10km/L以上を記録してます。
オーナーが実践する燃費向上のコツ
エコ運転のポイント
どの車種でも同じだと思いますが、急加速や急減速を避け、一定の速度で走行すること。渋滞や短距離走行が多いと燃費は低下しますよね。
定期メンテナンスの重要性
エンジンオイルやタイヤの空気圧を適切に保つことで、燃費の悪化防止につながるのかなと。エンジンオイルは半年ごと、タイヤの空気圧は月に1回チェックするように心がけています。
【結論】セルシオ30後期の燃費は本当に悪いのか?
燃費と車の魅力をどう考えるべきか
数字だけ見たら燃費は悪いです。オーナーやセルシオが好きな人は、セルシオに燃費は求めていないはず。燃費よりも世界に誇る静粛性、走行性、快適性、デザイン、高い質感に魅了されている人が多いと思う。個人的には、大排気量にしては燃費はまずまずと感じている。
購入を検討する人へのアドバイス
燃費を気にするなら購入しない方がいいです。ハイブリッド仕様のある車種をおすすめします。
どうしてもセルシオが乗りたい、そう思える人でないと維持するのは難しいと思う。経済的に少し余裕がないと厳しいですよ。最低限、高い自動車税とハイオクガソリン代がかかりますので。
セルシオにほれてしまった人にはぜひ購入してほしいです。セルシオならではの静粛性、乗り心地、高い質感、味わいを多くの人に感じてほしいです。20年経過しても本当にいい車ですよ!!