セルシオ30後期は、セルシオの最終型ですが、最終型と言っても20年落ちになります。車を長く乗り続けるには、日頃の点検やメンテナンスがかかせませんよね。いくら高品質で耐久性が高いセルシオと言えど例外ではありません。
そこで今回は、20系後期から30系後期と乗り継ぎ、セルシオ歴20年以上の私が、ディーラーで依頼した12ヶ月法定点検について詳しく紹介します。
12ヵ月法定点検とは何か?
12ヶ月法定点検は、道路運送車両法に基づき、車の安全性を確保するために1年ごとに実施する点検です。車検とは異なり、車の故障を未然に防ぐためのメンテナンスが目的としている。法律で義務付けられていますが、罰則はないのでやらない人も見受けられます。
法定点検の重要性
1.エンジンの健康維持
セルシオ30後期は高性能なエンジンを搭載していますが、オイル漏れや冷却水の減少などの問題が発生することがあります。定期点検でこれらをチェックし、適切なメンテナンスを行うことで、エンジンの寿命を延ばせます。
2.足回りの安全性確保
高級車ならではの快適な乗り心地を維持するためには、サスペンションやブレーキの状態を定期的に確認することが重要です。特にセルシオは重量があるため、ブレーキパッドの摩耗やタイヤの空気圧管理が欠かせません。
3.電装系のチェック
セルシオ30後期は電子制御システムが多く搭載されているため、バッテリーやセンサー類の点検が必要です。電圧の低下やセンサーの異常を早期に発見することで、突然の故障を防ぐことができます。
4.維持費の節約
定期点検を行うことで、故障の予兆を早めに察知し、修理費用を抑えることができます。例えば、オイル交換やワイパーラバー交換などの消耗品の交換を適切なタイミングで行うことで、大きな修理を未然に防げます。
12ヵ月法定点検の主なチェックポイント
- 【エンジン系】オイルの漏れ・冷却水の状態・ベルトの点検
- 【ブレーキ系】ブレーキパッド・ディスク・フルードの確認
- 【足回り】タイヤの空気圧・ホイールナットの緩み・サスペンションの状態チェック
- 【電装系】バッテリーの接続状態・ライト類・ワイパーの点検
- 【車内外】ワイパー・ドアミラー・シートベルトのチェック
セルシオ30後期に多いトラブル
O2センサーの故障
エンジンチェックランプが点灯し、燃費が悪化することがあります。
ドアミラーの故障
ミラーが正常に動作しなくなることがある。
エアサスペンションの故障
乗り心地が悪化し、異音が発生することがあります。
ウォーターポンプの破損
冷却水漏れが発生し、オーバーヒートの原因になります。
点検にかかる費用の目安
点検費用の相場
車種や依頼先によって価格は違いますが、¥10,000~¥22,000が一般的のようです。部品交換が必要な場合は、追加費用がかかります。
今回の点検費用
依頼先:トヨタディーラー
費用:¥25,490
この費用には、点検費用以外にエンジンオイル、オイルエレメントの交換費用が含まれています。それと、割引してくれての価格になります。
まとめ
セルシオ30後期のオーナーにとって、法定点検は愛車の性能維持と安全確保のために欠かせないものです。快適性と耐久性を誇るセルシオですが、定期的な点検を怠ると、思わぬトラブルに見舞われることもあります。
セルシオ30後期は、適切なメンテナンスを行うことで、長く快適に乗り続けることができます。定期点検を怠らず、愛車のコンディションを最適に保ちましょう!