1.セルシオ30 ステアリング動作不調概要
上下(チルト)には動くけど、前後(テレスコ
ピック)には動かない。手動でも前後は動か
ない。
オートアウェイ機能も、前後だけ動かない
状態。上下(チルト)は正常。
ディーラー相談し、モーターが怪しいとのこ
とで、まず自分でモーターを外し、掃除して
みることにした。
1-1.ディーラー相談時の記事
2.セルシオ30 モーター掃除した結果
モーター単体で動作しなかったのが、掃除
したことで動作するようになった。内部の
汚れが原因だったと思われる。
しかし、原因はこれだけではなかった!
モーター軸をシャフトにつなぎ固定しても
ステアリングが動かない??なぜ??
試しにシャフトへ、CRC-556を吹きかけて
みたら少し動くようになった。
もしやグリス切れか?すぐにグリスを購入
してグリスを塗る。手動でステアリングを
動かしてはグリスを塗った。
すると、オートアウェイ機能でも正常に
動作するようになった!よしっ回復!!
結果、今回のテレスコモーター動作異常は
モーターの汚れとグリス切れが原因だった
ことがわかった。処置することで、無事に
正常動作するようになった。
3.セルシオ30 モーター掃除作業例
あくまでも、素人作業なので自己責任で。
使った道具
・プラスドライバー
・六角ボックスレンチ
・ソケット8mm 10mm
・ヘラ
・ラジオペンチ
・エアーダスタースプレー
・CRC-556
・グリス
3-1.ステアリング周りのパネルをはずす
下の画像赤〇3箇所のプラスねじをはずす。


下の画像赤〇箇所をヘラ等でこじる。
キズ防止の為、樹脂のヘラがおすすめ。
3-2.運転席側のパネルをはずす
一番下の細いパネルをはずす。
下の画像赤〇2個所のボルトをはずす。
プラスの頭だけど、六角ソケットを
使った方が、滑らなくていいと思う。


一番下のパネルをはずしたら、真ん中の
大きいパネルをはずす。
最初に、フットブレーキ解除レバー上の
小さいパネルをはずす。
次に、サイドミラー調整スイッチがある
小さいパネルをはずす。
※これで隠しボルトがはずせる。
下の画像赤〇4箇所のボルト、青〇1箇所
のプラスねじをはずす。
ボルト4箇所とねじ1箇所はずして、パネル
を引っぱったらはずれた。少し力が必要
だった。




下の画像はパネルがはずれたところ。
しかし、画像赤〇箇所のコネクターを
はずさないと作業が進まないので、
コネクターをはずす。


3-3.運転席足元のエアバッグをはずす
左側2個所、右側2個所計4箇所ボルトを
はずすとエアバッグがはずれる。
下の画像は、パネルとエアバッグがはずれ
たところ。この状態にしないと、テレスコ
モーターをはずすのは厳しいと思う。
3-4.テレスコモーターをはずす
下の画像、赤矢印がテレスコモーター。
下の画像、赤〇2個所のボルトが、
モーターを固定しているのではずす。
ここが一番大変だった!!姿勢がね。
奥側、エンジン側から工具をあてない
といけない。
3-5.テレスコモーターをばらして掃除
モーターのコネクターをはずす。
下の画像1と2のコネクターをはずす。
2ははずさなくても掃除できるけど、
はずした方が掃除しやすいかも。
完全にばらすなら、2もはずさないと
いけない。
下の画像、赤〇四個所のツメを起こす。
ラジオペンチを使ったけれど、先曲がり
ラジオペンチの方がやりやすいかも。
下の画像でわかるように、黒く汚れが付着
している。これをきれいに掃除した。
モーターもエアーダスタースプレーをふき
かけておいた。
3-6.テレスコモーターをもどす
掃除が終わったらモーターをもどす。
固定する前に、コネクターをつないで動作
確認。オートアウェイ機能や手動で何回も
動作確認。このとき、モーター軸の位置を
確かめてからシャフトにつなぎ、モーター
を固定する。
このモーター軸の位置だしが、正しかった
のか疑問のまま、いまだに気になる。
あとはパネルを元にもどして作業完了。
4.セルシオ30 テレスコモーター 感想
ここまで大がかりにパネルをはずしたこと
がない自分にとっては大きな挑戦だった。
手さぐりで、構造を確認しながらの作業の
ため、モーターをはずすまで1時間半~
2時間くらいかかった。モーター単体では
動くようになっても、ステアリングが動か
ないという二次ハプニングまで経験でき、
自分で挑戦してよかったと強く思う。
これでテレスコモーターの交換が自分で
できるようになったし、チルトモーター
の取付箇所も確認済みなので、チルトも
自分でできる自信にもなった。
つくづく人間ってやればできるもんだな
と思った。ただ、普段しない姿勢で作業
したもので、体中が痛い・・・
この記事が、セルシオオーナーの役に
たてば嬉しい。